永藤英機(維新)堺市長は、2年後にまた選挙をする?
6月9日深夜に当選決定し、10日より堺市長職に就いた永藤英機(維新)堺市長。
選挙期間中は都構想を必至で隠し続け、「堺市を入れるなら、住民投票を公約として4年後に市長選挙をやる」などと、一見まともなことを言っていた。
しかし、この息を吐くように嘘をつくために生まれてきたような犯罪者養成政党=維新、しかもW選挙を仕掛け、自称“策士”として、ご満悦な吉村洋文(維新)知事に飼われ続けてきた永藤氏が、吐いた言葉など、鴻毛よりも軽いのは疑いようもないところ。
現に、彼自身も2017年堺市長選挙落選後、「政治家を引退する」と発表しておきながら、自身の政治団体「永藤英機後援会」は2019年2月末まで存続、 そのまま3月から「堺政治研究会」という名称に変更していることなど、下準備もし続けてきている。
永藤の引退宣言は嘘?実は前々から出馬する気満々だったことが発覚か。 #大阪救民会議
2019年5月24日
http://kyumin.net/proposal/nagafuji_intai/
私は、「引退宣言したなら、絶対出馬するな!」などとは言わない。
誰もが出馬する権利を行使すべきだと考え、永藤出馬についても歓迎している。
だが、前言撤回をするなら、それなりの説明責任は果たさねばなるまい。
この2年間、吉村氏に飼われていた事実についても、吉村氏ともどもTWでなく、市民の質問に答え、説明すべきであろう。
私はそんな永藤氏が、永野耕平(維新)岸和田市長同様、無脳さ溢れる、マリオネットとして市長席に君臨するのではないかと見ている。
コーヘーを操るのは今井豊(貝塚市 維新)府議、永藤氏を操るのは、飼い主であった吉村氏であろう。
おさらいしておくと、堺市が都構想に組み込まれるのに、住民投票は不要である。
市長が提起し、議員が賛成すれば、「グレーター大阪」なる府に税金をカツアゲされる自治体に早変わりしてしまう。
堺市議会では、維新が18名。
これに公明11名が足されれば29名となり、48名の過半数を上回る。
これで大阪市が“新大阪府”(都にはならないので、便宜上、こう表現する)に組み込まれれば、ついでにいっとけ!とばかりに、次の議会で堺市は堺北区・堺南区だとかなんとかの特別区にされてしまう。
さすがにここまで強硬手段で行けば、“新大阪府”は必ず失敗するので、今回の選挙の票差が1万4千票しかなかったことから、それを住民に「あんたらが選んだんでしょ」と突き返せないと考え、住民投票はするだろう。
そのタイミングが表題の2年後=2021年ではないかと睨んでいるわけだ。
その根拠は、2021年4月~新しい堺市マスタープランが更新されること。
堺市総合計画「堺21世紀・未来デザイン」は2001年2月に策定されている。
www.city.sakai.lg.jp/shisei/gyosei/shishin/shisei/masterplan/index.html
その更新のスケジュールは、
2020年 9月議会 骨子説明
12月議会 パブリックコメント叩き
2021年 3月議会 詳細審議
4月施行
となる。
この時に、維新は都構想をぶち込みたいし、維新・公明以外の議会は反対したい。
当然モメるので、吉村式に「永藤よ、選挙で決めたれ!」となるとの寸法。
これは維新も反維新もすでに織り込み済みで、維新はそれまでに堺市で何かの花火を上げて「維新市政でこんなに変わった」と言いたいし、野村友昭氏も政治活動を休んでいる暇もなく、表立って票集めに回るだろう。
選挙をおもちゃにするのは、維新と安倍ちゃんの得意技だ。
税金を自分たちの権力維持に使うとの主権者をバカにした無駄だけでなく、安倍解散は、天皇の国事行為を定めた憲法7条をおもちゃにする行為でもある。
こんなにバカにされ続けても、日本の主権者は怒らない。
「誰がやっても一緒や」と思っているのかもしれぬが、主権者が権利行使せず、決められたことに抗いもせず、ただ従うだけであれば、もはや、奴隷と呼ぶしかない。
その悔しさと悲しさを、更に岸和田市政へ民主主義をもたらす活動にぶつけたい。
永藤ネタについて、維新筋からの情報を元にもう少し詰め込む。
2013年9月29日、堺市長選挙で破れた西林克敏(南区 維新)堺市議は、その1年半後の2015年統一地方選挙で府議へと転身している。
ところが永藤氏はどうだ?
この約2年間、何で飯を食ってきたのか全く定かでない。
「吉村に飼われている」
維新筋のこの言葉に、「さもありなん」と頷くのは私だけではなかろう。
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